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​第61回大会 成功裏に終わる

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全新研の会員を前に講演する滝野・毎日新聞社社会部編集委員㊧

 

全新研旗が次期開催地の帯広市の実行委員会に引き継がれました

 第61回全国新聞教育研究大会箱根大会が7月30、31の2日間、神奈川県箱根町のホテルで開かれました。会員ら約50人が参加、初日は開会式に引き続いて、毎日新聞社の滝野隆浩社会部編集委員が「『下り坂』平成時代のあとに」をテーマに講演しました。全国理事会開催後、懇親会を開き交流を深めました。

 今大会の主題は「生きる力を育む新聞教育~主体的・対話的で深い学びを通して~」。2日目には「深い学びとNIE」「教育活動と新聞づくり」の2分科会を開き、関口修司氏(日本新聞協会NIEコーディネーター)▽城島徹氏(毎日新聞社編集委員)▽石塚久美子氏(茨城県板東市立神大実小教諭)▽鈴木伸男氏(全新研顧問=第14代会長)が講師を務めました。

 閉会式では、次期第62回全国新聞教育研究大会開催地の北海道帯広市の北海道十勝新聞教育研究会に全新研旗を引き継ぎ、盛況のうち幕を閉じました。

                      (分科会の詳細は後日4回に分けて紹介します)

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全新研会長・大会実行委員長

​菅野茂男(東京都世田谷区立船橋希望中校長)

​開会あいさつ

 皆様こんにちは。暑い中、7月30、31日と2日間にわたって行われる全国新聞教育研究大会箱根大会にようこそおいでくださいました。いつもの全国大会とは雰囲気が異なるホテルの一室での開催となりますが、趣が変わると気持ちも変わるという有意義な2日間にしていきたいと思います。

 先日、本校で新聞記者を招いて授業をしていただきました。1年生が9月に河口湖に移動教室に行き、そのことを新聞の形式でまとめるということにしているのですが、中学校に入って初めてのことなので、どういう視点を持つべきか、その他いろいろなことを新聞記者の方から学ぼうという趣旨です。

 世の中がこれだけ多様化している中で、これからの教育は教員だけではなかなか担いきれない部分も出てきます。私たちと全く違った視点、広い視野を持った新聞記者の授業を受ける子どもたちの新鮮な目の輝きが大変印象に残っています。新聞を活用する、新聞という形で授業をまとめるということに新しい価値を見い出す。そういうことへの興味・関心がこの目の輝きに結びついたと私は思っています。

 新しい時代の学びを皆様と一緒に考え、それぞれ職場、学校に持ち帰っていただければと思います。

閉会あいさつ

 皆様お疲れ様です。昨日の講演、きょうの分科会では、毎日新聞社の滝野さん、城島さんという新聞を生業としている方、もう一方では石塚先生、鈴木先生、関口先生という普段から新聞を教育の支えとしてやってこられている教員や元教員の方にお話をしていただきました。この二つの業の方が一堂に介して新聞教育について語り合うというのは全新研ならではだとつくづく思いました。今、日本の教育現場では、発言や児童生徒の呼び方を含め人権の大切さが言われています。また、オリンピック・パラリンピックを控え、多様性を意識する教育も進められています。子どもたちの視野を広げるという意味においてNIE、自分の意見を他の人に伝えるという新聞づくり、この二つが一つに合わさった新聞教育を今後、全新研の中で続け高め広めていくことが改めて重要だと感じました。来年はこの地を北海道に移して研究大会をやっていくことになります。この1年、それぞれの場所で研究を深め、その成果を次回北海道で発表できたらと思っています。

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北海道十勝新聞教育研究会副会長

​早川一之(帯広市立若葉小校長)

​次期開催地あいさつ

 第61回全国新聞教育研究大会箱根大会にお集まりの皆様、お疲れ様でした。北海道十勝新聞教育研究会副会長を務めております早川と申します。次年度帯広市で62回の大会をお引き受けするにあたり、ご紹介かたがた、一言ごあいさつ申し上げます。
 来年は平成ではない最初の年の研究大会となるわけですが、北の大地・帯広では4回目の開催となります。7月21日に第1回の実行委員会を開催いたしました。そこで、会長の野上泰宏(帯広市立つつじが丘小校長)が実行委員長となり、準備をスタートさせたところです。次年度は小中学校の公開授業を予定しており、授業者の選定に入っているところであります。必ずや皆様にご満足していただけるよう、大会を作って行きたいと思っております。
 大会はちょうど1年後になります。今回のような暑い箱根もいいのですが、北海道のさわやかな気候の中でできたらいいかなと思っております。ですが、実は帯広市は今年6月4日に気温34度を記録し、その日の全国で1番暑い都市になりました。昨年も7月15日に37度を超えており、皆様をお迎えするに当たって、そういう日にならなければいいと願っています。
 四国にはお遍路さんのおもてなし文化がありますが、帯広市は四国・徳島県出身者が多く、徳島県人会もあります。おもてなし文化が根付いていると私は思っています。皆様を十分おもてなしできるよう1年かけて準備を進めてまいります。みなさんのご参加をお待ちしています。

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